使ったらきれいにして戻す
実印の手入れはどうする?
- 実印は使ったら朱肉をきれいに拭き取ってからケースに収める
- 実印の印面が詰まったら、楊枝で詰まった朱肉をきれいにとる
- 出来上がったばかりの実印の印面は黒い墨が付いている
- 実印を直射日光にあてない。
実印は使ったら朱肉をきれいに拭き取ってからケースに収める
実印を使ったときは、ティッシュ等で必ず朱肉を吹きとっけたらケースに 収める。朱肉が付いたままではケースに入れると、ケースも印鑑も朱で汚れてしまう。象牙の印鑑は印面から朱を吸い込んで美しい朱の模様が でてくるが、ケースに朱が付いていると、汚れたようになって象牙の美しさは半減する。
実印の印面が詰まったら、楊枝で詰まった朱肉をきれいにとる
朱肉は化水銀と硫黄を苛性ソ-ダ-とそれに松脂(ろじん)、木ロウ(ハゼロウ)、ひまし油等を混合して作ります。
で朱油を作り、この朱油にもぐさや綿実を混合して作ったもので、朱肉を使っていると字と字の間に、もぐさや綿実の繊維が詰まってきます。
そうした場合けして針や釘、千枚通しなどは使わないでください。印材より硬いもので彫ったら印面を傷つけてしまいます。
楊枝等の木製品で実印の詰まった繊維は取りのぞいてください。割り箸を削って先端を細くして使っても良いでしょう。
出来上がったばかりの実印の印面は黒い墨が付いている
出来上がった実印の白い印材の印面には黒い墨、黒い印材には赤い朱がそのまま 残っています。水でぬらしたティッシュペーパーで拭くと墨や朱が簡単に落ちます。使用する前は落して使う人もいますが、落とさずに使用していても 問題はありません。
実印を直射日光にあてない。
象牙や水牛は急激な温度変化や乾燥に弱いのでケースを開けたまま
直射日光に当てないでください。本体にヒビが入ったりすることもあります。